給湯器の交換を検討する際、多くの方が直面するのが「エコジョーズ」と「従来型給湯器」のどちらを選ぶかという問題です。
エコジョーズは本体価格が従来型よりも高いため、初期費用はかさみますが、ガスの消費量が少ないため、長期的に見るとランニングコストで元が取れる可能性があります。
本記事では、この二つの給湯器の仕組みの違いと、具体的なランニングコストの差を比較し、費用対効果の高い給湯器を選ぶためのポイントを解説します。
1. エコジョーズとは?省エネの仕組み
エコジョーズ(高効率給湯器)がガス代を節約できる最大の理由は、排熱の再利用にあります。
- 従来型: 燃焼時に発生する約200℃の排熱をそのまま大気中に捨てていました。熱効率は約80%程度です。
- エコジョーズ: この排熱を再利用し、水を温める予備の熱源として活用します。これにより、必要なガスの量を減らし、熱効率を約95%まで向上させています。
- 結果: 同じ量のお湯を使う場合でも、エコジョーズの方が約10%〜15%程度ガス消費量が少なくて済みます。
2. 従来型 vs エコジョーズ:コスト比較シミュレーション
一般的な家庭(4人家族、都市ガス利用)を想定した、ランニングコストと初期費用のシミュレーションは以下の通りです。
| 項目 | 従来型給湯器 | エコジョーズ |
| 本体価格(初期費用) | 10万円~15万円程度 | 15万円~20万円程度(+5万円程度の差) |
| 年間ガス代(目安) | 8万円(熱効率80%) | 7万円(熱効率95%) |
| 年間節約額 | 0円 | 約1万円 |
| 初期費用の回収期間 | – | 約5年〜7年で本体価格の差額を回収 |
🌟 コツ: 給湯器の寿命は10年~15年です。初期費用の差額(約5万円)を5〜7年で回収すれば、残りの耐用年数はそのままガス代の節約分が利益となります。
3. エコジョーズ導入時に確認すべき注意点
エコジョーズを選ぶ際は、初期費用以外にも考慮すべき点があります。
3-1. ドレン排水の処理
エコジョーズは排熱を回収する際にドレン水(酸性の凝縮水)が発生します。
- 設置場所: このドレン水を安全に排水するための配管が必要です。設置場所によっては、ドレン水の処理に追加工事が必要になり、初期費用がさらに高くなる場合があります。
3-2. 設置業者による工事費の差
給湯器の本体価格はネットなどで調べられますが、最終的な総費用は「工事費」で大きく変動します。
- チェックポイント: 既存の給湯器からエコジョーズへの交換に伴う、配管工事やドレン排水工事の費用が適正かどうか、複数の業者で比較することが重要です。
4. まとめ:初期費用と長期的なコストのバランス
給湯器は10年以上の長期にわたって使用する設備です。初期費用を抑えるために従来型を選ぶか、ランニングコストを抑えるためにエコジョーズを選ぶか、ご自身の居住期間や使用頻度を考慮して判断しましょう。
最適な機種を選び、適正な価格で交換工事を行うためには、信頼できる業者の技術力と見積もりを比較することが不可欠です。
優良な業者を効率的に探し、機種選定で失敗しないためには、信頼できる全国の設置・交換業者を比較検討することが有効です。
交換費用や機種選定、そして信頼できる設置業者を探す際には、「給湯器の設置業者一覧」をぜひ参考にしてくださいね!
