給湯器の寿命は一般的に10年程度とされていますが、適切なメンテナンスを行うことで、メーカーの設計寿命に近い12年〜15年まで長持ちさせられる可能性があります。
給湯器を長く使うことは、高額な交換費用という突発的な出費を遅らせることに直結します。
本記事では、給湯器の故障原因で特に多い「冬場の凍結」を防ぐ方法と、日常的にできる長寿命化のためのメンテナンス方法を解説します。
1. 給湯器の最大の敵:冬場の「凍結」対策
冬場、外気温が氷点下を下回ると、給湯器内部や配管内の水が凍りつき、配管の破裂や本体の故障を引き起こすことがあります。
1-1. 凍結予防ヒーターと自動ポンプ
多くの給湯器には、外気温が下がると自動で作動する凍結予防ヒーターが内蔵されています。しかし、これだけでは配管の凍結を防げない場合があります。
1-2. 最も有効な「水抜き(水通し)」対策
最も有効な対策は、リモコンの電源を切らず(凍結予防ヒーターを作動させるため)、給湯栓から水を少量出し続ける「水抜き(水通し)」です。
- 手順: 浴槽のお湯を出す蛇口などから、1分間に4リットル程度(割り箸の太さ程度)の水を出し続けます。水が流れ続けている限り、配管内の水が凍ることはありません。
- 実施タイミング: 外気温が氷点下になる予報が出ている夜間に行いましょう。
1-3. 長期間不在時の「水抜き作業」
長期間家を空ける場合は、給湯器本体の給水バルブを閉じ、取扱説明書に従って内部の水を抜く「完全な水抜き作業」を行うことが推奨されます。
2. 給湯器の寿命を延ばす日常的な使用方法
給湯器に過度な負担をかけない使い方が、寿命を延ばします。
2-1. 過度な「高温設定」を避ける
常に高温(例:50℃以上)で給湯すると、給湯器内部の部品の劣化が早まります。40℃〜42℃程度の適温で使用し、特に冬場は設定温度を少しずつ上げるようにしましょう。
2-2. 定期的な「フィルター掃除」
お風呂の追い焚き機能を使う給湯器には、浴槽側の循環アダプターにフィルターがあります。
- 手順: このフィルターに髪の毛や湯垢が詰まると、追い焚き効率が低下し、ポンプに負担がかかります。月に一度は取り外して掃除しましょう。
2-3. エラーコードが出たら放置しない
一時的なエラーだからと放置せず、エラーコードが出たらすぐに取扱説明書を確認し、リセットや専門業者への連絡を行いましょう。小さな異常を放置することが、大きな故障に繋がります。
3. まとめ:適切なメンテナンスと業者選び
給湯器の寿命を延ばすためには、日々の凍結対策や清掃といったメンテナンスが非常に重要です。
しかし、内部部品の交換や修理は専門的な知識と技術が必要です。異常を感じた際は、自分で解決しようとせず、速やかにプロの業者に相談することが、被害を最小限に食い止める鍵となります。
信頼できる業者に修理や交換を依頼するためには、複数の業者の技術力、費用、保証内容を比較することが不可欠です。
給湯器交換の際には、費用やスピードだけでなく、保証や技術力を比較することが重要です。
「給湯器の設置業者一覧」では、全国の優良業者の詳細情報や、保証内容、機種別の交換費用相場について解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
